こんにちは。sagayuriです。
先週、ついに開業届を提出してきました!!!
屋号は「Sagayuri Design」といいます。
2022年からは会社員と個人事業主としての二足のわらじを履きます。
もちろん会社員としての仕事もしっかりこなしますが、副業も頑張ります!
私のように(?)開業しようかどうしようか迷っている方、いつかは開業したいと思っている方も多いのではないでしょうか?今日は、私が開業に踏み切った理由についてお話しようと思います。
そもそも開業届とは?
そもそも開業届とは、個人で事業を開始したことを税務署に通知する書類のことを言います。正式には「個人事業の開業・廃業等届出書」といいます。
開業の最大の目的は節税!
ダイレクトにお伝えしますが、私が開業をした最大の目的は「節税のため」です。個人事業主になり、青色申告申請書を提出すると、青色申告をすると、たとえばパソコンやデザインの参考書など、事業に関わる費用が経費として扱われます。年間最大で65万円が控除対象となるので、とってもお得なのです。
控除=お金が丸まる戻ってくるわけではない
そもそも控除とは?
控除とは、差し引くことを表す言葉です。税金控除が適用されると、課税対象額が減ったり、税金そのものが減ったりします。
よって、青色申告によって最大65万円が控除対象になっても、65万が戻ってくるわけではなく、税金を計算する所得のベース(課税対象額)が65万円減りますよーという考え方です。
青色申告とは?
青色申告は、確定申告の種類の一つで、所得税を正しく納税するために行う申告納税制度のことです。事前に青色申告申請書を提出して一定の水準を満たす場合は、不動産や事業等から発生する所得から最大65万円が控除されたり、家族の給与を経費扱いにできたりといったメリットがある青色申告を利用することができるのです。※青色申告には複式簿記での帳簿が必要です。
副業って会社にバレたらまずいのでは?
私の会社では積極的に副業を勧めていますので安心して副業ができます。(もちろん、本業に支障をきたす様では論外ですが…)ご自身が所属する会社が副業OKかどうか?は良識ある社会人として、確認は必要でしょう。ですが会社に副業しますと申告しなくても開業することは可能です。
また、人によっては夜間のアルバイトなどで給与が支払われる形態で掛け持ちをしている人もいますが、給与で払われる企業での副業はあまりおすすめしません。
その理由は、「給与所得が増える=支払う税金が増える」からです。
所得には給与所得と事業所得の2種類がある
会社員やアルバイトで給与明細をもらって払われるお金は「給与所得」といいます。一方、自分の事業によって得た所得は「事業所得」 と言いまして、どちらも自分の収入なことには変わりないのですが、税金が絡む部分で多少違いが出てきます。
給与所得が増えると毎月支払う税金が増える
たとえば会社員としての仕事の他に、飲食店などの給与として支払われるアルバイトを副業として行った場合
本業の給与所得+副業の給与所得=課税対象額
副業の収入を足した額全ての所得をベースに税金が決まります。
次に、副業個人の仕事の場合です。個人事業で得られる所得は「事業所得」となり、事業に必要なものの費用は「経費」となり、控除対象となります。この場合の課税対象額は
本業の給与所得+副業の事業所得-控除対象額(青色申告の場合最大65万円)=課税対象額
となります。事業所得の場合は経費として申告できる経費があるので、給与所得だけで副業をするよりも節税効果が高いのです。
もちろん自分のスキルアップのためもある
お金の話をモリモリとしましたが、もちろん自身のスキルアップのためもあります。本業では制作がメインですが、副業の方では、かつての営業職で培ったスキルも活かし、ディレクションから幅広く携われるようにしていこうと思っています。
Webデザイナーは常に最新のスキルを身につけるべく延々と学習し続けることが求められますので、デザインやプログラミングの書籍を経費として扱えるのは本当に大きいです。
開業届を出すまで
まずは開業届と青色申告の申請書を作成
まずは必要な書類を作成しましょう。
「開業freee」というサービスでは、質問に答えるだけで必要な書類を作成してくれるので、抜けもなく簡単でおすすめです。
作成した書類に押印して、マイナンバーの番号を記入
開業freeeで書類を作成したら印刷して、必要な箇所に押印します。(個人の印鑑でOK)
また、マイナンバーを記載する欄があるので記入しましょう。
税務署に行って開業届の提出
書類が完成したら、あとは提出するだけです。
念願の開業届!…とドキドキしながら行きますが、手続きはびっくりするくらいに呆気なく終わります。
私は使いませんでしたが、一応身分証明証(運転免許証やマイナンバー)と印鑑を一緒に持っていくといいです。
開業届を出した後にやること
無事に開業届を出したら、あとは帳簿付を簡単にするために以下の作業をしましょう。
事業用の口座を開設する
個人のものではなく、事業用の口座を作っておくと、事業にかかるお金の流れが分かりやすくなり、経費の計算も簡単になりますので作っておいて損はないです。
事業を始めたばかりでも開設は可能ですので、まずやりたいところですね。
事業用のクレジットカードを作る
こちらも事業用の口座と一緒に進めたいです。
個人と分けることで経費計算作業がグッと楽になります。
事業を始めたばかりでも審査可能なクレジットカードもありますよ。
クラウドの会計ソフトを契約する
青色申告には「複式簿記」の帳簿付が必要です。経理の知識がなくて不安…という方も、クラウドの会計ソフトを活用すれば安心です。事業用のクレジットカードと口座も連動すればバッチリですね。王道なところで、「弥生」「freee」「マネーフォーワード」などがあるので、自分に合ったところを契約するといいでしょう。
ちなみに私は開業でもお世話になったfreeeを使用しています。
決意も新たにこれからも走り抜けます。
長々と書きましたが、何年か悩んでいましたが、ようやく開業することができました。本業でも副業でも関係なく、どちらも全力で向き合って行きます!